日本最大級のお菓子の祭典、全国菓子大博覧会は菓子業界最大のイベントであり、この博覧会は現在まで100年以上の歴史をもちます。
第1回大会は明治44年(1911年)4月に東京で「帝国菓子飴大品評会」と言う名称で開催され、昭和10年(1935年)5月に仙台市で開催された第10回大会から現在の名称に変わり、「全国菓子大博覧会」として開催されるようになりました。
お菓子の博覧会は約4年に1度、全国各地を回って開催され、その県の菓子工業組合が主催しています。平成29年(2017年)4月、三重県での開催で第27回目を迎えました。この大会の魅力は、北は北海道から南は沖縄までの全国の歴史あるお菓子や老舗で有名ないろんなお菓子が一堂に集まり、わかりやすく各県別に展示されます。ゆえにその県の地域、歴史、文化を想像しながらお菓子を見るのは、とても興味深く、そのお菓子が生まれ育った地域の歴史、文化を感じさせます。また森永製菓やグリコなど大手メーカーの商品、展示ブースがあり、まさにお菓子のオンパレードであります。
そしてこの博覧会のもう一つの魅力は普段中々見る事がないお菓子で作られた工芸菓子であります。菓子職人の心と匠の技を駆使して作られ、花鳥風月や自然、人物、建物、造形物などを創作した精巧さと美しさが、見る人に感動を与える圧巻の作品の数々であります。
またお菓子にかかわる歴史、文化を学ぶ事ができる事も魅力の一つです。お土産品として全国のお菓子の販売もあります。開催県の地域ならではの名産品やお菓子に限らず、観光名所も改めて知る事ができる事もこの博覧会の魅力です。
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